経営の「組む」難しさ
「一緒に創業」「共同開業」という話はよくありますが、多くのケースではうまくいかない方が多い。
その理由の多くは、うまくいっていない人が、うまくいっている人に助けてもらうパターンだからです。
逆に、うまくいっている者同士が組むのであれば、おそらく問題は少ないでしょう。
例えば、日産とホンダの例。
日産が苦境だからホンダと組む――こうした経営統合は、結果的に良い判断ではなかったと言えます。
私自身の経験
私も当初は、前オーナーと一緒に開業しました。
しかし、成長戦略がまったく違っていたため、わずか1年で袂を分かち、自分一人で創業する道を選びました。
うまくいかない人・うまくいく人の違い
うまくいかない人には、
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実行の不徹底
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考えの甘さ
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スタッフに対する本気度の不足
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勉強不足
など、さまざまな共通点がありますが、結局は 「他責」か「無責」 であることが多い。
一方、うまくいっている人は、
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実行を徹底する
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本質を考える
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スタッフと本気で関わる
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自責思考を持つ
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当たり前のことを徹底的にやる
――こうしたことを日々積み重ねています。
友達のタイプが未来を決める
今、あなたがよくつるんでいる友達はどんなタイプですか?
私も昔は、似たような価値観の友達とつるんでいました。
でも、自分が変わると、話が合わなくなり、自然と疎遠になることもありました。
経営者同士が集まるのは、仲が良いからではなく、同じマインドを共有しているから。
周りの友達が「他責・無責・勉強嫌い」なら、あなたも同じようになってしまいます。
これは「友達と縁を切れ」という話ではありません。
ただ、友達よりも“志を持つ仲間”と一緒にいる方が、人生は確実に変わるということです。
最後に
人は、どこからでも、いつからでも変われる。
だからこそ、誰と付き合い、どんな環境を選ぶかを、もう一度見直してみませんか?